ジンバブエと言えば、デノミに失敗して貨幣価値がとんでもない事になった国として有名ですね。
どれくらいとんでもない事になったかと言うと
300000000000000ジンバブエドル=1円
くらいとんでもない貨幣価値になってしまったわけで、結局ジンバブエドルが廃止されたのは2015年です。
使用停止自体は2009年から始まっていましたが、この価値を見るとさもありなんといった感じです。
じゃあ解決したのか? と言われるとジンバブエドルからアメリカドル等9個の外貨を自国内通貨として利用する事にしたわけですが、肝心の外貨が不足している事から2018年の今でも経済は混乱したままとなっています。
その為、ジンバブエ国民はキャッシュレスに対する関心が高まっているみたいです。
キャッシュレスと言えばApplepayみたいなもので、ジンバブエでは「Zapper」というQRコード決済用アプリが人気です。
ジンバブエの様に経済が不安定であれば銀行からの引き出しにも制限がかかる為、手間がかかるよりはスマホを利用した決済が人気になるのは当然とも言えます。
そしてもう一つの関心は仮想通貨です。
日本でもあまり見ないビットコインATMですが、ジンバブエではビットコインに対応したATMが設置されているみたいで、KuvaCashというスタートアップ企業が2018年中に仮想通貨のスマホ決済を開始する予定もあり、俄かに盛り上がりを見せています。
2018年5月に、ジンバブエの仮想通貨取引所「Golix」が、ジンバブエ中央銀行から受けた「仮想通貨取り引きを禁止」という命令が憲法違反であると主張して訴訟を起こしましたが、その裁判で勝訴した事もあり、流れは完全に仮想通貨に吹いている印象があります。
ジンバブエの国民の生活を仮想通貨が救うのか行く末が気になりますね。
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