ウィンクルボス兄弟がニューヨークで新しい「匿名仮想通貨」の取引を開始

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日本では匿名仮想通貨の取り扱いはCoincheckでの上場廃止が決まり、日本の取引所での購入が不可能になりました。
その一方で、タイラーとキャメロンのウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所「Gemini(ジェミニ)」に匿名性の高い仮想通貨「Zcash」が上場する事が決まりました。

 

ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の認可を受けて、ジェミニはアメリカ東部夏時間5月19日からZcash向けの口座への入金を受け付けます。
ジェミニの社長であるキャメロン・ウィンクルボス氏によると、今回の認可はNYDFSとの緊密な連携を築いた事で実現したとし、「Zcashを扱う世界初の公認取引所になり、NYDFSがZcashの取引を監督する初の政府機関になる」と声明を出しています。

 

Zcashは匿名性の高さから犯罪組織や名前を公表したくない投資家等に都合の良い仮想通貨でもある為批判が多いものの、一日の取引量は3240万ドルにも及ぶとされています。
Zcashの匿名性を確保する為の技術は「zk-snarks」と呼ばれており、Zcash以外にもJPモルガン・チェースが開発したブロックチェーンプラットフォーム「クォーラム(Quorum)」や、いくつかのオープンソースプロジェクトにも利用されています

 

Zcashはアンシールドという透明性のあるアドレスと、シールドされた匿名性の高いアドレスの二つがあり、入金は両アドレスから可能とし、引き出しはアンシールドのアドレス限定にする方針となっていますが、将来的にはシールドされたアドレスからの引き出しにも対応したいとしています。

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