仮想通貨に対する意見は将来性や信頼性等、あらゆる面で正反対の二つの評価を受け続けています。
今回紹介するのはアメリカの格付け会社であるWeissとスペイン中央銀行の見解です。
Weiss側は高い評価を下した一方で、スペイン中央銀行は「取り除くべき」という警告を発しています。
Weissの評価は?
アメリカ政府の方針次第で、仮想通貨は現行の銀行システムと完全に入れ替わる可能性があるとしています。
銀行システムの変遷はボルカールールという法律を根拠にしたもので、ウォールストリート改革や消費者保護を目的にした法律で、2008年に起きたリーマンショックに対応する為に2010年にアメリカ上院を通過しています。
そもそもボルカールールは。企業が顧客の資産を投機的な投資を行う事を制限した後に追加したものです。
西側の人々は資金を貯めるべく銀行に入金をしていますが、顧客の資産を運用資金として見ている銀行が投資の為に使用されるという事は危険である事を指摘し、この構造が改善されていない事をリスクでしかないと述べています。
仮想通貨の導入が遅々として進まないのは、ボラリティと仮想通貨に対する理解不足とし、これが是正されると仮想通貨は一気に普及・拡大する可能性があるとしています。
スペイン中央銀行の評価は?
スペイン中央銀行は「仮想通貨はメリットよりもリスクが高い」と述べています。
スペイン中央銀行のルイス・マリア・リンデ総裁は支払い手段として普及していない状況や、脆弱性といった問題点から、「仮想通貨の布不正行為は無くならない」と述べています。
その一方でブロックチェーン技術を認めているリンデ総裁ですが、仮想通貨に対して「誤った商品」である考えを語っています。
両者で意見が異なっていますが、スペインのビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行がブロックチェーン技術を利用して、法人を相手にローンを発行しており、ブロックチェーンを利用したローンの発行は世界で初となっています。
このローンの発行にはイーサリアムのブロックチェーンが利用されていて、仮想通貨の是非はわれている物の、ブロックチェーンの応用は金融業界では進んでいて、注目の技術である事に異論はないはずです。
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