ベネズエラでは2017年のはじめに仮想通貨ブームが起きており、1週間のビットコイン購入量が805BTCを記録した時期があります。
その後、仮想通貨に対する熱が冷めたのか1週間の購入量も150BTCまで減少をしましたが、2018年はじめ頃から再びビットコインに対する投資が急増し、3月から4月、4月から5月にかけて右肩上がりとなっています。
数字的にはビットコインへの投資は5月の最終週では約4.9兆ボリバル(ベネズエラの通貨)で、6月の第1週は6.9兆ボリバルという驚異的な伸びを見せています。
今回のビットコイン投資への急激な伸びの背景には、ベネズエラ経済のハイパーインフレが原因となっているという指摘があります。
ボリバルの価格は下落を続けており一向に上昇する気配がない事から、ボリバルの逃避先として再びビットコインが注目された、という見方が優勢です。
原油と言えば中東という印象が強いのですが、実は原油の埋蔵量はベネズエラが世界一となっています。
アラブの石油王という単語を一度くらいは聞いた事があると思われるほど、原油は富をもたらす印象が強いのですが、ベネズエラでは長く続いた社会主義政権の失策により経済崩壊の危機に瀕しています。
これは経済計画が甘く、政府が浪費を続けた結果もたらされた状況である事が指摘されています。
更に悪い事に、ベネズエラではハイパーインフレに対応すべく貨幣の増刷をする為の紙代を支払う資金が無い事から完全に手詰まり状態となっています。
こういった背景からベネズエラでは国民が自国通貨に見切りをつけはじめ、仮想通貨に手を出し始めたと見るのが適切だと伺えます。
twitterの反応
ベネズエラの通貨が25000%のインフレする予測がたつなどの危機的状況に、ビットコイン取引が記録的急増。
ベネズエラの通貨改革は8/4までをめどに行われるので、まだ取引高の高まりが見込めそう。
法定通貨の危機は買い材料だね。— 最強のアリ@仮想通貨 (@Strongest_Ant) 2018年6月9日
ベネズエラのハイパーインフレ…避難先として再度ビットコインが使われているようです。
フランスパン50ボリバル、数年で5000ボリバルに急騰。
自国の暗号通貨ペトロはどうなったのだろう。。#ビットコイン #BTC #ベネズエラ #ハイパーインフレ #ペトロ pic.twitter.com/3TZ3xf23Rh— マヨネーズ先生 (@coinpayclub) 2018年6月9日
私のビットコインが上がっちゃうから君達は自前のペトロを買って下さい
と書こうとしたらベネズエラの国民はペトロを買えないそうです
でも120日以内に法定通貨にするって
??【ベネズエラ、ビットコインの購入が再び増加 ハイパーインフレが影響か】 https://t.co/trnqqHoROO via @Cointelegraph
— うみねこ (@nekopoi) 2018年6月9日
・ベネズエラ
・自国通貨とビットコインの週間取引量、史上最多を更新ベネズエラの自国通貨ボリバルは大暴落してますからね…。他の国でも自国通貨の価値が落ちたら、ビットコインがキラリと光るはず。https://t.co/rfFsY5DCUx
— 長谷川博昭@仮想通貨 (@hasegawa0519) 2018年6月8日
ベネズエラがハイパーインフレでまたビットコイン購入が加熱中らしいですね。確かにすごい伸びてる👀
Venezuelans fleeing to $btc again due to hyperinflation pic.twitter.com/pTZZ8xxpfo— mmmmochi (@matryoshko) 2018年6月8日
ベネズエラ、ビットコインの購入が再び増加 ハイパーインフレが影響か
インフレ率2万5000%。。。それは仮想通貨に手が伸びるのも当然ですねhttps://t.co/LPEcLERBfZ
— Mai@予想的中率1000% (@imaitrend) 2018年6月8日
twitterではかなり反応している人が多いですね・・・
やはりビットコインを買う人が増えるという事はそれだけ競争が激しくなって価格が上がるという事に繋がるので、目を光らせている感じでしょうか?
経済が崩壊目前のベネズエラが立ち直ったとしたらまたビットコインの価格に影響が出たりするのでしょうか?
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