TRONのメインネット移行、というのは仮想通貨に触れている人であれば一度くらいはtwitter等で見た事があると思います。
ではTRONとは具体的には何か?と言った場合、まずは現在の市場における仲介業者という存在を知る必要があります。
例えば、一番分かり易い例としてはAppstoreが挙げられます。
厳密には仲介業者とは違うのですが、アプリを作成するクリエイターとそれをダウンロードするユーザーの間にはAppleという企業が間に存在しています。
ユーザーが有料アプリを購入したとしても、購入額が満額クリエイターに行くのではなく、購入額の何割かがAppleの懐に入ることになりますが、この何割かを受け取るのが仲介業者という存在です。
つまり、クリエイターとユーザーは直接やり取りができず、Appsotreを間に挟む事で意図するしないに関わらず手数料を持っていかれる事になります。
この問題を解決できるのがTRONのメインネットで、クリエイターとユーザーが直接やり取りする事で仲介業者による中抜きが無くなります。
TRONはこれまでイーサリアムブロックチェーン上で運用していたERCトークンが独自のブロックチェーンに変更する事を意味しています。
メインネットに移行することにより、
- 必要な手数料の減額
- スケーラビリティの拡充
が実現する事になります。
TRONはメインとなる競争相手をイーサリアムとし、既存のブロックチェーンを競争相手としています。
トロンメインネットの移行時にユーザーとリソースをイーサリアムから引っ張てくることになるので、かなり大きな影響が出る事が予想されます。
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