時価総額で第10位の仮想通貨であるTRON(トロン)は協定世界時の午前12時に独自パブリックブロックチェーンのベータ版をローンチしました。
「Odyssey2.0(オデッセイ)」と呼ばれるトロンのメインネットへの移行については、イーサリアムのブロックチェーンから移行する形で行われ、プレスリリースの情報によればベータテスト期間は6月いっぱいの見込みとなっています。
ネットワークのジェネシスブロックのフルローンチは6月25日の予定で、トロン財団はこの日を「独立記念日」と呼んでいます。
トークンの移行は6月21日から24日にかけて行われ、投資家はERC20標準のトークンを新しいブロックチェーン上の同等のTRXの仮想通貨と交換が可能です。
トロンはイーサリアムの競合として、分散型アプリケーション(DApp)開発をサポートするプラットフォームを目指すとしており、今回の独立系ネットワークへの移行の成果次第でイーサリアムの競合相手となるかが明確になります。
トロンのメインネットはJavaをベースにしており、PoSのコンセンサスアルゴリズムを採用しており、開発チームは内部テストの結果に関して「イーサリアムネットワークの400倍速い」と主張しています。
ロン財団は「ERC-20アイデンティティーからの離脱」を掲げており、プレス向けの発表ではスケーラビリティと非中央集権化の実現に比重を置いていると述べています。
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