世界各地でICOに関する規制が議論されていますが、Sentinel ProtocolがICOを通じて800万ドルの資金調達に成功しました。
プレスリリースによると、ICOでは販売開始から数時間で目標である8,275Uppsala(UPP)に到達したとの事です。

Sentinel Protocolのプロジェクトは仮想通貨に関係した詐欺やハッキングといった不正から資産を守る為のプラットフォームです。
開発チームはホワイトハッカー暗号のプロフェッショナルで構成されており、疑わしい取引やマルウェア、フィッシング詐欺のデータを収集・分析する事で仮想資産の保護を目指しています。

ウォレットや取引所と統合する事で危険と判断された挙動をブロックチェーン上で分析をして情報を蓄積します。
これらを積み重ねる事で不審と思われる行動に対して取引が始まる前にシャットダウンするという事です。

このシステムは個人や法人を問わず、誰でもハッキング被害の報告が可能になる予定です。

Sentinel Protocolは分散型Threat Reputation Database （TRDB）の立ち上げに取り組んでいて、取引所やウォレット、更には決済サービスにAPIを無償提供をしてセキュリティ改善に向けて活動を始めています。
セキュリティの向上に貢献した人に報酬を与える事でトラブルを抑え込む狙いです。