仮想通貨への参入者が増えるに従って、詐欺件数も増えます。
ハッカーや詐欺師から確実に守られる方法はないものの、どの様な詐欺行為があるのか理解することで被害を受けるリスクを減らす事が出来ます。
大まかに5つに分けていますが、いずれも「本当にいいと思った場合は詐欺と疑う」事が重要です。
クラウドマイニングサービス
クラウドマイニングの詐欺は、マイニングのコミュニティメンバーや情報に疎い人を騙すために作成されます。
クラウドマイニングだけでなくハードウェアマイニングまで希望するグループである場合は更に注意が必要です。
同時に、ニューヨーク等、ビジネスとして評判のいい地域に会社の登記を行い、取締役が全員外国人の場合は詐欺を疑う必要があります。
マルチ商法
マルチ商法は、ネットワークマーケティングでの一般販売を利用し、ビットコインの人気を悪用する形で行われます。
例えば、誇張された主張を繰り返し、ユーザーに対して迅速かつ効率的に利益をあげられると感じさせる等です。
マルチ商法の判別方法は、実際の製品やサービスを販売するのではなく紹介し、参加させることで紹介料が発生するパターンが大部分で、手元になにも入らず、何も残らないという点にあります。
ビットコイン投資サービス
ビットコイン投資パッケージは、ビットコインの分野で新しく発生した詐欺です。
利益を約束し、ユーザーの投資資金で詐欺師が逃げるまでの間。少額の報酬を払うというもので、クラウドマイニング詐欺とは異なる特徴があります。
毎日支払が行われることで、有益である様に見せかけるものの、投資額が戻ってくる事はありません。
仮想通貨投資サービスに資金を投入する場合、提供会社に専門家がいる事をまず確認する必要があります。
更に投資戦略が明確にまとまっている事、一貫性の有無の確認が必要です。
偽ICO
2017年から偽ICOによる被害が増加しています。
ICOは現在世界中で規制が敷かれていて、高跳び出来る可能性は低いと言えます。
ICOを実施する会社がきちんとした企業であれば問題が起きる可能性は低いと言えます。
また、管理職のメンバーがソーシャルメディアに強い影響力を持っているか調べると良いでしょう。
ポンプアンドダンプ方式
聞きなれない言葉ですが、仕組みは簡単です。
人気があまりない仮想通貨を人工的に価格を上昇させ、投資家が食いついて売り抜けたところで離脱するという仕組みです。
この問題は、特徴の関係で価格のつり上げが出来るほど資産を持った個人で行う事が多く、注意が必要と言えます。
被害を避けるには、仮想通貨の市場価格に目を通して、価値が低い状態から、高値が記録更新された時は、ある程度人為的な価格操作が行われている可能性があると言えます。
仮想通貨に絡んだ詐欺やトラブルは情報をある程度集める事で未然に防ぐ事が可能です。
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