以前から注目されていたSBIバーチャル・カレンシーズが2018年夏に取引開始になる事を、3月に行われた決算会の参加者に伝えました。
SBIバーチャル・カレンシーズは2017年9月に金融庁の仮想通貨交換事業者登録業者として登録され、元々2月の取引開始を予定していましたが、2018年2月27日に取引開始の延期が発表されており続報が待たれていました。
その他、サイバーエージェント者も仮想通貨取引所の運用を撤退表明する等、2017年に起きたBitcoinの暴騰によってつくられた仮想通貨の好意的な雰囲気に水を差す形になっていました。
そんな中でもSBIバーチャル・カレンシーズのニュースが注目され続けていたのは、仮想通貨取引規模2位の日本で、金融業界の大手の一角である金融機関が仮想通貨取引所の運営を発表した事と、Rppleと提携する事で国際的な取り組みをする事が大きな要因と言えます。
それというのも、SBIホールディングスとリップルは2016年の時点で業務提携を結んでいて、「SBI Ripple Asia」を設立している等非常に強い結びつきを持っています。
この提携で目指しているのは、、世界各国の金融機関や送金事業者にリップルを利用した「Ripple Solution」の提供を拡大し、国内金融機関と海外金融機関を結び付けて、外国為替と国内為替を行う「RCクラウド」という決済プラットフォームの構築・実用化に向けて動くという物です。
北尾氏「あっという間にナンバーワンになる」
こうした繫がりから、SBIバーチャル・カレンシーズはリップルとビットコイン以外の扱いはないと思われていましたが、ビットコインキャッシュやイーサリアム等も取り扱い銘柄として考えられている事がわかっています。
北尾氏の発表によると、決算通貨にBCHを、送金通貨としてXRPを採用して運営を行っていく計画であるとの事です。
ここまで準備が進められている中でSBIバーチャル・カレンシーズの運用が延期されてきた理由については
「どうせ私どもがやりだしたら、あっという間にナンバーワンになる。だから、ものすごい数のお客さんが来ても、耐えられるシステムを構築しておかないといけない。安全性を徹底的に追求しないといけない」
と、この様に北尾氏は語っています。
大手金融機関による初めての仮想通貨取引所になれば、安全性・運営方針が、今後の業界の指標の一つになる可能性は十分あります。
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