昨年から仮想通貨に絡んだ事件は度々起きていますが、ロシアでは仮想通貨トレーダーでありブロガー、そしてストリーマーとして人気だったパヴェル・ニャシン氏がサクト・ペテルブルグ市の自宅アパートで死亡していた事がわかりました。
ニャシン氏は今年1月に仮想通貨で儲けた事をネット上で書き込みをした後、マスクを被った集団にレニングラード州の当時の自宅を襲われ、2400万ルーブル(約4700万円)を奪われました。
この事件を機に母親と共にサンクト・ペテルブルグ市の郊外へ移住をしましたが、今回の事件はその引っ越し先で起き、外部から侵入した痕跡すら無かったとの事です。
ニャシン氏はYoutubeで仮想通貨トレードの様子を配信し、人気を得ていましたが3カ月程は配信していなかったとの事です。
冒頭でも書いた通り、昨年から現在にかけて仮想通貨に絡んだ事件を目にする機会が増えてきました。
日本では今年1月に起きたコインチェックによるNEM流出事件が大々的に取り上げられましたが、昨年は相対取引詐欺、ビットコインの強奪未遂事件、ICOが昨年より盛り上がっている事から海外ではICOの詐欺事件も度々発生しています。
それだけ一般に仮想通貨が認知されてきたという事でもありますが、ロシアでは2月に仮想通貨「PRISM」の開発者であるユーリ・マヨロフ氏が誘拐されて、300BTC、2万ドルの現金、そしてiPhoneが盗まれる事件が発生しています。
ロシアでは仮想通貨(ひいてはブロックチェーン技術)に対して寛容な姿勢を取っていますが、ニャシン氏の件や今回の様な強盗事件等が今後も増加するのでは?という懸念もあります。
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