今年に入り、国際送金分野や躍進が続いているRipple(リップル)ですが、Rippple(リップル)について話す時、いくつか誤解が生じている事があります。
一つ目はRipple(リップル)社の行動にXRP価格に大きく左右される事、もう一つはRipple(リップル)の運用が中央集権的に行われる、という二つの事が挙げられます。
Ripple(リップル)社の行動にXRP価格に大きく左右される
Ripple(リップル)社の保有する約550億XRPは、今後4年間エスクロー(escrow)される事です。
一般的に利用されるエスクローといえば、金銭や物品を仲介者にあたる第三者に挟む事で取引の安全を担保する仕組みです。
XRPのケースでは、一定期間売却禁止にして、意図的に流通量を抑える意味があり、市場のXRP価格がRipple(リップル)社の行動による価格の上下が無くなります。
Ripple(リップル)の運用が中央集権的
XRPがユーザー間の同意により、機能する事を理解する事が重要で、これは言い換えると保有者は自身のウォレット間で取引されるXRPの量に同意しているという事です。
これによりブロックチェーンが維持される事になり、XRPの需要と供給を操作するのはRipple(リップル)社ではなく、XRPを保有しているユーザーのため、XRPは非中央型運営がなされていると考える事が出来ます。
Ripple(リップル)社の動き
Ripple(リップル)社は、様々な産業・企業と提携するにあたり、交渉・提携を積極的に行ってきており、これは例えば
- 中央銀行
- 海外の金融機関
- 国内の金融機関
- 決済サービス・プロバイダー
- システムインテグレーター
等があり、これらの総数は数百社にも及び、Ripple社との協働しています。
Ripple社はXRPに対して少々独裁的に思える部分もありますが、利点もあり、例えばリップル社は世界的に影響力の高い企業でXRPの利用を可能にしています。
Bitcoin(ビットコイン)は時価総額1位の仮想通貨ですが、XRPの実用性には遠く及ばず、これにはリップルの強力なイニシアティブが背後にあった事は間違いはありません。
リップル社は国際送金で有名ではありますが、公立教育への寄付やブロックチェーンスタートアップに対する投資も行っています。
Ripple(リップル/XRP)により実現されるのは?
仮想通貨市場と株式市場は大きく異なるものの、共通点もあり、予測不可能で成功するためには運が必要であり、完全な戦略は不要という事です。
その為、仮想通貨はどの通貨に投資するかに関わらずリスクが高いです。
しかし、XRPの展望が明るいと思える一つの理由は「SWIFT」を代替する役割を担う確率が非常に高い事です。
SWIFTの機能は世界標準の金融フォーマットとして海外送金を行う事です。
SWIFTは世界中で利用されている一方で、送金時間がかかる事、送金手数料が高い事、といった二つの問題点がありますが、Rippleはこの二つの問題点を解決する事が出来るソリューションです。
Rippleは既に重要なパートナーシップをいくつも結んでおり、銀行をはじめとした金融機関はXRPの採用に前向きであり、現在大きな問題も抱えていません。
それだけXRPの革新的な送金技術のニーズは大きく、XRPの将来性は非常に明るいと言っても良いでしょう。
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