Rippleがスマートコントラクト「Codius」を立ち上げ!Ethereumの得意分野に切り込む!

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仮想通貨、ブロックチェーン、これらが台頭して以降、イーサリアムがスマートコントラクトでは独占とも言うべき強さを持っていますが、6月7日に、リップルの元CTOであるステファン・トーマス氏がスマートコントラクトプラットフォームである「Codius」の立ち上げを発表しました。

トーマス氏はCodiusをブロックチェーンの為の入門書と位置づけ、次の様に説明しています。

 

Codiusは、スマートコントラクトを構築・提供したいと考えている人なら誰でも利用できるオープンソースのプラットフォームです。
Codiusを使う事でソフトウェアを0から作る手間が無く、ブロックチェーン上で様々なテストを行う事が出来ます。

 

トーマス氏は、イーサリアムの創設者であるヴィタリック・ブテリン氏と2013年から親交を深め、イーサリアムによるスマートコントラクトの認知度の向上・普及に敬意を払いつつ、「複雑で拡張やアプリケーションの構築が難しい」と指摘しています。

この原因の一つとなっているのは、イーサリアムのスマートコントラクトを導入するには、Solidityという独自のプログラミング言語を使用する事が必須であり、0から学ぶ必要があるという時間と費用の二つのコストがかかる事にあります。
一方でCodiusはC++やJavaといった一般的に利用されているプログラミング言語が利用可能になっている為、一般的なプログラマーであれば実装へのハードルは低くなっているという違いがあります。

 

トーマス氏はCodiusの優位性については、ブロックチェーンを基盤にしていない為、APIや外部サービスとの交信が可能であり、拡張も自由である事。更に他のブロックチェーンからの読み込みと書き込みが可能になる上、スマートコントラクトの課題であった互換性の問題がCodiusで解決しているとしています。

 

スマートコントラクトとしてはイーサリアムに4年のキャリアをあけられていますが、実際は2013年時点で構想はあったとしており、2014年にはホワイトペーパーも公開しています。
それにもかかわらず公開がこれほど遅くなった理由としては、「スマートコントラクトへの注目を過小評価していた」事を挙げています。
更にそれ以上に問題と思われたのは、契約の運用にかかるコストです。

 

Codiusのホストに支払をするにあたり、「中立で両者が納得いく方法」が無かった事を挙げています。

支払方法に仮想通貨を利用するとすればその他のコミュニティの排除につながる可能性があったとしていますが、トーマス氏がRippleに在籍していた頃に開発した、インターレジャーを使用する事で解決が可能になりましたインターレジャーを利用する事で支払いの選択が広がり、コスト面での問題をクリアする事に成功しました。

Interledgerは、別々に存在する台帳間の支払いを可能にするオープンプロトコルで、法定通貨や仮想通貨の送受信が可能になるレイヤーです。

 

これらトーマス氏をはじめとした開発陣の熱意とリップルの力が合わさって完成したCodiusが、イーサリアムとどう競っていくのかが注目されます。

twitterの反応

 

日本では大人気のXRPですが、少しtwitterでの盛り上がりはイマイチな印象がありますが、その分コメントしている人の内容はとても濃いですね(笑

国際送金だけで一気に知名度を上げたリップルも今では様々な分野に手を伸ばしています。 Codiusがイーサリアムのシェアにどれだけ食い込むことが出来るのか、もしくはひっくり返してしまうのか注目ですね!

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