仮想通貨は全体的に下落しています。
GW中は相場をかなり上げては来ましたが、昨年末の絶頂期を知っていると現在の相場に不満を持っている人も多いと思われます。
昨年の同時期に比べれば相場は全体的に上がっていると見て間違いはありませんが、最近の相場の低調の裏にビルゲイツやバフェットと言った富豪、投資家のネガティブ発言が多かれ少なかれ影響をしている事は間違いはありません。
例えば世界的な富豪であるビルゲイツはビットコインについては次の通りの発言しています。
『ビットコインは資産クラスとして何も生産しておらず、値上がりを期待して投資するべきでない。もし手軽にトレードする手段があるとすれば、私はショート(空売り)することになるだろう』
また世界で最も有名な投資家であろうウォーレン・バフェット氏も次の通りに発言しています。
『仮想通貨が、悪い結末になることはほぼ確実だと考えている。例えるなら、殺鼠剤を2乗したような(有害な毒のような)殺傷力がある』
JPモルガンが否定的な立場から取り扱いを始めた例もある事から、これらの発言はポジショントークである可能性は否定できないものの、世界の経済に影響力がある二名によるこの発言が仮想通貨に対するネガティブなイメージにつながる事は容易に想像できます。
一方で肯定派であるイーロン・マスクは、ウォーレン・バフェットの発言に対してこう切り返しています。
『バフェット氏の”経済的な堀”の概念は、すでに時代遅れだ。現在は、Cryptocandyを設立し”堀”を作ってキャンディで満たしてみせよう。そうすればバフェットは投資せざるを得なくなるはずだ』
この様に述べて仮想通貨を批判しているバフェット氏に返しています。
また、ビルゲイツの発言に対しては、仮想通貨取引所「ジェミニ」の創業者であり、仮想通貨でビリオネアを達成したウィンクルボス兄弟は
『ビルゲイツ氏は、本気でそう考えているのなら、CBOEビットコイン先物のXTBを実際にショートしてみてほしい』
と発言しています。 いずれにせよ肯定派の意見も否定派の意見もいずれも自身の現在のポジションからの発言なのでどちらが正しいのかは分かりませんが、昨年大ブームを引き起こした仮想通貨が今年どの様に展開されていくかが注目されます。
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