アメリカのフィンテック・スタートアップであるPaxos(パクソス)が、PREベンチャーズやリバティ・シティ・ベンチャーズといったベンチャーキャピタル、プライベートエクイティ会社幹部ジェイ・ジョーダン氏等から6500万ドル(約70億円)の調達をしました。
Paxos社は2012年にビットコイン取引所の「itBit(イットビット)」として設立されましたが後に改名し、Paxosに改名後はブロックチェーン技術を利用したサービスを専門的に提供しています。
パクソスはニューヨーク州で信託会社の設立許可を取得し、金融資産の保管等、銀行と同等の権限を部分的に有しています。
Paxosは調達資金を利用し、ブロックチェーン基盤のサービスを金融機関に提供する等の業務の強化や仮想通貨取引・カストディアン(保管所)のイットビットの運営にも使われる予定です。
最高責任者であるチャールズ・カスカリラ最高責任者は過去9か月間に多くの投資をしてきたとし、更なる商品展開も予定していると述べています。
2016年時点で、ベルギーの資産・証券決済機関であるユーロクリアと提携を行い、金市場のブロックチェーン決済サービスを展開していく事を発表し、このジョイントベンチャー自体は2017年に終了したものの、別の金融機関とシステムの開発・検証を継続しており、シティ、ソシエテ・ジェネラル等を含めた、少なくとも16の市場参加者で検証済みで、試験プログラムでは10万件以上の決済が行われたとの事です。
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