tokenNEWS
三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)と三菱商事が、Ripple(リップル)を利用した国際送金の実証実験を月内に始めると時事通信が報道しました。
Rippleは送金時間の短縮やコスト削減が可能で、イギリス金融大手のスタンダード・チャータードも参加するとしており、数年内の実用化を目指しており、今回の実験ではタイからシンガポールにシンガポール・ドルを送金する予定です。
タイの三菱商事子会社であるアユタヤ銀行の口座から送金して、シンガポールにあるイギリスの金融大手スタンダード・チャータードで受け取る計画になっています。
現在の国際送金では、国際銀行間通信協会(SWIFTネットワーク)を利用していますが、複数の銀行を経由する関係で手数料や時間がかかる事が問題視されていますが、Rippleでは手数料が安く、時間も大幅に短縮が可能で、更にブロックチェーンを利用している事で、データの改ざん等の不正が起きにくくなるとされています。
既に3月から送金テストの話は出ていましたが、5月になり国際送金の送金実験もついに大詰めといった印象があります。
今年の後半にはリップルの技術を導入した消費者向けアプリ「Money Tap」がリリース予定となっており、今後は銀行の営業時間に縛られる事のない取引が可能になる事が期待されています。
コメントはまだありません