ゴールデンウィークで全般的に高騰した仮想通貨は現在上がっては下がる、という相場になっており、どちらかと言えば全体的にジワジワではありますが下落傾向です。
その下落の要因の一つと言われているのがMt Gox(マウントゴックス)の破産管財人からのウォレット移動、つまり売却です。
2018年3月6日の報告書によれば、現在マウント・ゴックスが債権者に返金しなければならない金額は456億円で、既に売却済みとされるのが約430億円なので、弁護士費用やその他の費用等考えた場合、これらの売り注文もそろそろなくなるのではないか?と予想されています。
マウント・ゴックスが長い裁判を終わらせるには、456億円もの債務整理が片付く事が第一であり、債務整理が済む事で自社オークション方式にて売却できる可能性が出てきます。
現在Mt Goxのウォレットに残っているBitcoin(ビットコイン)は約13万BTCで、1カ月半で3万BTCを処分している為、処分のペースとしてはかなり早くなっていると言えます。
仮にこのペースが維持できた場合は、全てを処理しきるのに半年近く時間がかかる事になりますが、言い換えれば半年は市場に大きな影響を与え続ける事でもあるので注意する必要があります。
画像:みんなの仮想通貨より
BTC/JPY のチャート日足です。
GW前後で値を上げて、それ以降安値を割り込んでいますが、この時もマウント・ゴックスからの売りがあり、この少し前にウォレット間でBTCの移動があったと考えると間違いありません。
今週もウォレット間の資金移動が行われているので、前と同じ動きをするのであればまた下落があると見て良いでしょう。
最近の動きだけに着目するのなら月曜~火曜に移動して売却、売却後に市場が回復したところで月曜からのウォレット間を移動しています。 このリズムが繰り返されるようであれば次回も同じ行動に出る可能性はあると考えて警戒しておいた方が良いでしょう。
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