家計簿アプリ「マネーフォワード」を提供しているマネーフォワードが3月に設立子会社「マネーフォワードフィナンシャル」を通じて仮想通貨交換業に参入する事を発表しました。
執行役員でマネーフォワードフィナンシャルの代表取締役社長を務める神田潤一氏はセキュリティを最重要視するとしています。
具体的なセキュリティ対策として、ブロックチェーンの秘密鍵をネットワークから隔離して保管する「コールドウォレット」や、仮想通貨の送金時に複数の署名を必要とする「マルチシグ」の導入を検討しているとの事です。
ホットウォレットの管理には、Coincheck(コインチェック)の事件を踏まえてリスクが高いと判断し、可能な限りコールドウォレットでの管理を基本とする方針と述べる一方で、利便性の低下も考えて、ユーザーが許容する範囲内で影響が出ない形でのホットウォレットも必要に応じて適用していくとしています。
これらを踏まえて神田社長は
仮想通貨交換業界で最も重要なことがセキュリティなのは間違いない。その中でもマネーフォワードフィナンシャルは、ユーザーに安心して利用してもらうため最高のセキュリティを提供したい
と語り、第一歩として、ユーザーが安心して仮想通貨を入手できる交換所の設立に注力し、2018年内の開設を目指す方針で、その一方、送金や決済が行える「取引所」としてのプラットフォームの構築時期は未定で、いち早くサービスの提供できる方策として、現在送金・決済サービスを提供している他社との連携も選択肢に入っていると述べています。
尚、現段階では計画段階にあり、仮想通貨交換業者としての登録時期は未定で、現在は金融庁との議論・意見交換を行っていると述べています。
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