チャットアプリを手掛けているLINEは、ブロックチェーン技術の研究・開発を行う専門組織である「LINE Blockchain Lab」を設立したと発表しました。
独自の技術開発を目標に、LINE関連のサービスや参入を目指している仮想通貨取引事業への応用が目的とし、エンジニア職の採用を行い年内に30人規模の組織を目指すとしています。
新組織では分散型アプリケーション(DApp)の開発や、ブロックチェーンプラットフォームの開発を進め、研究・開発した技術を利用して既存のサービスや参入を予定している金融サービスへの応用を目指すとしています。
LINEは既に2日に、韓国で同様のブロックチェーン技術を扱う子会社である案ブロックを立ち上げており、基本的な構想は日本の新組織と同じという事で、日本と韓国の両国で平行して展開していきます。
LINEは3月末に野村ホールディングスとの提携を発表して、5月に「LINE証券」を設立する予定がある事からも分かる通り、仮想通貨だけではなく金融事業への取り組みにも積極的に動いており、既に金融庁への仮想通貨交換事業者の登録の為の手続も始めています。
韓国ではLINEよりもカカオトークのシェアが多く、文字通り競争相手になっており、カカオも3月にブロックチェーン技術の子会社を設立し、アジア向けのブロックチェーンプラットフォームの計画を発表する等、文字通りライバルと言えそうです。
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