コダックブランドの仮想通貨マイニング機器のレンタル事業はSECに差止られ、事実上終了を迎えました。
今回のプロジェクトを提案したのはスポットライトUSA社ですが、今回のプロジェクト差止の裏には何があったのでしょうか?
コダックはライセンシングしていない?
今回のプロジェクトは「コダックブランド」を押し出している為、コダックからのライセンス取得が必要になりますが、コダックの広報担当者によれば、コダックがマイニング事業を公式に承認した事は無いという回答が出ています。
2018年1月時点でスポットライトUSA社はコダックブランドのマイニング機器である「KashMiner」を披露しており、プロジェクトではKashMinerをレンタルする事業を計画、前払金として3400ドルを受け取り、二年間毎月375ドルの利益が出る事を喧伝していました。
スポットライトUSAのハルストン・ミカイル代表はコダック社に数百台規模で設置する計画にも言及し、既に80台程が稼働している事を表明していましたが、これについてもコダック社の広報はマイニング機器を本社に設置した事もないと述べています。
コダックブランドのマイニング機器はポンジスキーム?
これまで表明してきたことが全て虚偽であったことが発覚したスポットライトUSAですが、以前からスキームがスキャムであると指摘する批評家はいました。
もっともこの指摘はポンジスキーム的な手法に対してではなく、ビットコインのマイニング難易度を調整していないという点についてです。
今回SECによる許可が得られなかった事で様々な事が明るみに出たスポットライトUSAですが、今後どの様に動くのかに注目が集まります。
twitterの反応
Spotlite USA社のマイニングマシンKashMinerは結局Kodakブランドのライセンスを得られなく事業停止へ。しかも中身は独自のマシンではなくBitmainのAntMiner S9、OEM品にブランドロゴを貼り付けた戦略か。今後、中国でAntMinerにSONYとステッカー貼られたりもしそうですね。https://t.co/o1o9CJND4M
— Japan Coin Lab. | 日本仮想通貨研究所 (@jpcoinlab) 2018年7月17日
有名ブランドとの共同事業を謳っていたり、有名人が絡んでいたりする案件だからと言って情報を鵜呑みにして安心しきるのは危険だという事です。むしろ警戒すべきですね。
コダックブランドのマイニング機レンタル事業が中止、スキャムだった可能性 https://t.co/mhNTXmKbjr via @JpCointelegraph
— 仮想通貨ポリス (@C_C_Police) 2018年7月17日
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