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IBMは「バタビア」と呼ぶブロックチェーン技術を利用した貿易金融プラットフォームでライブパイロットを行った事を19日にプレスリリースにて発表しました。
バタビアとは、IBMや各国の銀行が参加し、昨年の秋にスタートしたプロジェクトで、製品のサプライチェーン上の取引を追跡し、鍵となる物については貿易契約を締結する為のスマートコントラクトの実行が可能となっています。
パイロット取引はドイツからスペインへの自動車、オーストラリアからスペインへの家具用生地の輸送がふくまれていて、コメルツ銀行のギースバー氏は「パイロット取引が成功裏に終わったことで、プラットフォームの可能性を実証した」と述べて、手ごたえを感じた様で、続けて
「取引データとスマート決済は、輸送データがトリガーとなって自動的に開始される。これにより、リスク管理や金融手段の重要な基礎を形成し、すべてのサプライチェーンに価値をもたらす」
と述べ、製品対応のソリューションの構築を進めつつ、他のフィンテックや金融機関とのパートナーシップを結ぶ可能性がある事を付け加えました。
また、インドではICIC銀行が250以上の企業に対して、国内外の貿易金融取引用に設計したブロックチェーンプラットフォームへの参加を呼び掛けている様に、ブロックチェーン技術の実用レベルは世界規模で進んでいる事が確認できます。
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