取引量で現在世界3位の仮想通貨取引所の「Huobi(フォビ)」は、仮想通貨ベースの上場投資信託(ETF)を開始した事を発表しました。
ETFは金融派生商品で、資産、今回の場合は仮想通貨の所有権を株式に分割する投資信託の一種です。
ETFは基礎となる資産の価値に連動していて、取引所の営業時間内にトレードが可能です。
今回のETFは「フォビ10」と呼ばれる金融商品で、フォビが公開したマーケット指標に基づいています。
この指標は、加重平均計算の手法で、フォビでテザー(USDT)と交換されるデジタル資産の上位10種をリアルタイムで追跡します。
フォビはこの商品で投資家の新規参入を促す事を期待しています。
投資家が個別の仮想通貨の値動きを追いたくない場合は、仮想通貨市場全体のトレンドに投資も可能で、個別の仮想通貨による「ノイズ」を除去する事も出来ます。
フォビのETFは現在申込が可能です。
USDTやBTC、ETHやHTと言った通貨で支払が可能になっており、申込額はアカウント毎に100USDT~1000万USDTまで範囲が決まっています。
以前から、仮想通貨ベースのETFは、仮想通貨業界では「聖杯」といて見られて議論が重ねられてきており、既にくつかの国では仮想通貨ETFが取引されています。
ETFは当局による規制が必要な証券とみなされているケースが多く、仮想通貨業界における主力商品になるのかが注目されます。
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