仮想通貨取引所のフォビは5日、オーストラリアで取引プラットフォームをスタートさせた。
コインマーケットキャップのデータによれば、フォビは世界第4位の取引所であり、1日あたりの取引高は7億1300万ドルにのぼる。
フォビはオーストラリアの現地時間の木曜午前10時から取引を開始した。ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、イーサリアムクラシック、ビットコインキャッシュなど10種類の仮想通貨と豪ドルとのペアの取引を提供する。
「今後、フォビ・オーストラリアはすべてのユーザーにさらに多くの取引ペアを提供する予定だ」と、フォビはホームページの発表で述べている。
先週、ロンドンオフィスの開設と欧州市場で事業を展開する計画を明らかにしており、積極的な海外展開を進めている。この背景には、世界中で顧客を獲得しようとする大手取引所間の競争がある。
現在世界トップの仮想通貨取引所であるバイナンスはマルタに拠点を置き、欧州のユーザー取り込みを強化しようとしている。また米大手取引取引のコインベースは、日本でのサービス展開する計画を公表済だ。
オーストラリアは、日本と同様、仮想通貨事業者に厳しい要件を課しているが、フォビはオーストラリアで積極的な事業展開を模索しているようだ。豪メディアのファインダーは、フォビが、投資子会社のフォビ・キャピタルなどを通じて、オーストラリアで現地のブロックチェーンプロジェクトへ投資することも計画していると報じている。
フォビ・オーストラリアのアドリアン・ハリソンCEOは、「オーストラリアの仮想通貨トレーダーは知識と洗練さを備えており、マーケットを安全に発展させることに関心を持っている規制当局とマッチしている」と語っている。
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