HTCがブロックチェーンを内臓したスマートフォン「Exodus」を発表しました。
ブロックチェーンを搭載しているという事で、BitcoinやEthereum、XRPと言った仮想通貨に対応するハードウェアウォレットを内臓したスマートフォンです。
HTCはExodusの販売により、BitcoinやEhereumのノード数を2~3倍に増やす事を目標にしており、仮想通貨を利用している層だけではなく、より広い一般層に向けてDappを提供していきます。
Exodusのプロジェクトを率いるのは、Viveをの生みの親であるフィル・チェン氏です。
チェン氏はユーザーが中央権力に頼る事無く、ウェブ資産をはじめとした個人情報を自身で所有する世界を見たいとし、「モバイル機器が新しい分散型インターネットの実現に大きく貢献すると私は信じている」と述べています。
大きな展望ではありますが、噛み砕いて言えば「ブロックチェーンであらゆる情報が信頼性を保ちつつ管理できるので、スマホでやれば都合がいい」という話です。
ブロックチェーン内臓のスマートフォンと言えば、SIRIN LABSが開発するFINNYが発表済みですが、同じハードウォレット機能を持ったAndroidスマートフォンであれば馴染みのあるHTC製の方が日本では浸透するかもしれませんね。
中国Huawei(ファーウェイ)もFINNYの発送を取り入れた独自のブロックチェーン搭載デバイスを検討しているとされ、他にもBitVaultやBlactureと言ったブロックチェーンスマホも名前こそあるものの、いずれもまだ販売には至っていません。
HTC Exodusも発売まで時間はかかるとされていますが、今後はブロックチェーンを内臓したスマートフォンが多く登場する事が予想されます。
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