先日、仮想通貨ウォレットアプリをリリースをした「Ginco」が仮想通貨マイニング事業に参入した事を発表しました。
モンゴルに設立した子会社「ギンコ・モンゴル」がマイニング事業を担い、マイニング機の販売や運用代行をする事になっています。
Gincoによれば、ウォレット事業者がマイニングに参入するのは初の試みとの事です。
既にマイニング機は稼働しており、今後はGincoのウォレットを利用しているユーザーが、直接マイニングに参加して利益を得る事が出来るとの事です。
世界で初となるクライアント型ウォレットに直結したクラウドマイニングサービスの提供を予定しています。
Gincoの説明によれば、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)等のにおいて競争優位性を発揮するマイニングモデルになるの事です。
拠点をモンゴルにした理由は、電気料金・土地代・人件費が安価で、仮想通貨に対して好意的な規制である事を挙げています。
モンゴルではブロックチェーン技術に関連した法規制が行われておらず、当面は現状維持の姿勢を取ると見られており、懸念材料がないという判断の下、仮に証券と判定されたとしても、業者資格を有している提携企業がスキームの構築が可能としました。
日本に関して言えば、クラウドマイニングが証券とみなされる恐れがあることから、金融二種の事業者資格が必要であり、国内での事業展開を目指して弁護士と相談しているとの事です。
更に、モンゴルと日本の規制強化に備えて証券の定義にかからないように「ハッシュパワーの販売」や「業務委託契約」という形での営業も行う事を検討しています。
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