Filecoinとは、誰でもストレージプロバイダーになれる、分散型ストレージネットワークです。
Protocol Labsという企業のプロジェクト一つです。
ストレージプロバイダーという単語の通り、法人や個人が余っているストレージを相互提供し、新しい市場を作る事を目的としています。
Filecoinは得たトークンを他の通貨と交換可能です。
つまり、余停るストレージが沢山ある方はどんどん提供して稼げるというわけですね。
従来のストレージサービスとの違いは?
これまでのクラウドストレージはグーグルドライブをはじめ、データセンターによる中央集権型の仕組みになっています。
分かりやすく言うと、特定企業がデータ容量を提供しているという形です。
その為、データ保存サービスを利用したいのであれば、グーグルドライブやdropbox等のサービスに登録する必要があります。
Filecoinの場合、ユーザー間でデータストレージの為のネットワークが構築できます。
データを保存したい人と、ストレージが余っているマイナーの間での取引です。
マイナー側は余剰ストレージを貸し出すことで利益を得る事が出来ます。
ストレージマーケットとリトリーバルマーケット
Filecoinのマーケットは、「ストレージマーケット」と「リトリーバルマーケット」の二つに分かれます。
ストレージマーケットはブロックチェーン上でのストレージが売買されます。
自分の好みにあったストレージを選べる仕組みがあります。
リトリーバルマーケットでは、データの引き出し速度を競い、一番早かったマイナーに報酬が与えられる取引が行われます。
2つのマーケットは全くの別物でありつつ、一つのプラットフォーム上に存在する、というのが特徴であるみたいです。
Filecoin概要
ICO開始日 | 2017年8月10日 |
トークン名称 | Filecoin |
トークン発行量 | 20億Filecoin |
ブロックチェーン | Filecoin |
創業者 | Juan Benet |
公式サイト | http://filecoin.io/ |
Filecoinって結局どうなの?
そんなデータストレージをシェアし合うFilecoinですが、調べていてあまりメリットを感じる事は出来ませんでした。
使い方次第だとは思うのですが、ストレージのP2Pレンタルサービスと思えばまだいいかも?
何よりも問題点なのが、Filecoinには投資参加基準が設けられています。
その基準が
1:年間20万ドル(100円計算で2000万円)の儲け
2:1億ドル以上の資産(100億円以上の資産)
のいずれかの条件を満たした人のみが投資出来る、超セレブICO案件です。
この基準を設けてどうにかなるものでしょうか?
ある意味見逃せない気がします。
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