ブロックチェーンのソフトウェア企業であるBlock.one(ブロック・ドット・ワン)のEOSが、1年間のわたって行われたクラウドセールを完了し、40億ドル(4300億円)を調達により、仮想通貨史上最大のICOとなりました。
EOSに関しては公式リリースされるソフトウェアが、大規模な分散型アプリケーション用の分散型オペレーションシステムを構成するという予測の下で注目されており、リリースされれば開発者たちもトークンを新しいEOSウォレットに移す事になります。
EOSは数カ月の間、長期的な有用性やトークンの価値に対して懐疑的な意見も出ていた事からも、公式ソフトウェアのリリースも大きな意味を持つことになります。
懐疑的な意見を投げかける者の中には、ドージコインの創設者であるジャクソン・パーマー氏もおり、4月時点でEOSのリリースについてtwitter上で冷ややかなコメントを投げかけています。
If you’re not reading between the lines: The EOS ERC-20 token provides zero utility and is absolutely useless. They pretty much state that openly in their FAQ: https://t.co/6Yb1Alz5sd
— Jackson Palmer (@ummjackson) 2018年4月12日
各取引所はEOS メインネットのトークンスワップの間、EOSの預け入れと引き出しを停止し、OKExとビットフィネックスも預入と引出は利用不可となる一方で、スワップの間で売買が影響を受ける事は無いと発表しています。
OKExについては更に、EOSを取引所に預け入れた場合、トークンが取り戻せない事もアナウンスしています。
批判やトークンの登録手順を巡る混乱は起きたものの、EOSのクラウドセールはICO史上最高額となりました。
本来の予定を短縮して終了したテレグラムのICOは、17億ドルを調達したと報じられましたがこれも上回っています。
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