EOSとは?
ブロックチェーン技術は仮想通貨だけではなく、金融分野は勿論、様々な問題を解決する可能性を秘めていて、最近では様々なプロジェクトが登場して注目を集めています。
特にEthereumの展開はすごいのですが、イーサリアムはスケーラビリティや取引手数料の問題が顕在化してきており、その課題をクリアする為に新たな分散型アプリケーション構築プラットフォームとして開発されたのがEOSです。
EOSではスマートコントラクトを実装して、高度な情報処理能力で毎秒5200万回という膨大なトランザクションをサポートします。
Ethereumの問題点って何?
Ethereum上で送金したり、スマートコントラクトを実行する度に「Gas」と呼ばれる取引手数料が必要になりますあ、ブロックチェーンが浸透するに従いEthereumの取引手数料も応召してきていて、Ethereum上での分散型アプリケーションDApps開発は活発になり、現在は500以上の分散型アプリケーションの開発が進んでいるといいます。
ただし、アプリケーション開発する側としては、スマートコントラクトを実行する度に高額な手数料がかかる事は長い目でみれば大きな負担になり、このスケーラビリティと取引手数料の問題の顕在化がEOS開発の出発点になります。
優れたDAppsプラットフォームを作る
EOSでは非同期通信と並行処理といった情報処理技術を問い入れた事で毎秒5200万回のトランザクションを可能になり、Ethereumに比べると格段に処理能力が向上していて、ビジネスでのニーズにも耐えるという実用的なアプリケーションの開発が可能になりました。
EOSはプラットフォーム上ではトランザクション毎の取引手数料が0に設定されており、世界中だれえもスマートコントラクトを実行可能になると思われます。
EOSのICOについて
2017年6月26日に始まったEOSのICOは開始後18時間で16億円以上の調達に成功し、5日間で210億円近くの資金調達に成功しており、7月1日付で取引所でEOSトークンの取引も可能になりましたが、そこから三日間で3倍まで価格が膨れています。
この大規模といえるICOで配布されたEOSトークンは、EOSプラットフォームでは使えない上、配布後48時間でトークンの販売が出来なくなるという特徴があります。
分かりやすく言えばリターンを得られないにも関わらず多額の資金調達をしてしまったという事ですね。
この要因となったのは間違いなくICOブームによるものだと推測できます。
ICOは個人や法人を含めてあらゆるところから資金を調達可能という反面、ICOに参加するのであれば開発の進捗、開発メンバー、そして条件と言った面も詳細に調べてから参加する必要があります。
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