南米の仮想通貨取引所である「Buda.com」の全ての銀行口座が閉鎖された事を報じられました。
口座の閉鎖はコロンビアの銀行側の自発的な行動であり、政府や規制当局による通達ではないとの事です。
BUDAでは口座の閉鎖が報じられた直後に、技術的な問題が発生したとしていますが、13日を目処にサービスを再開を予定しているとのことです。
BUDAのコロンビアCEOである、アレハンドロ・ベルトラン氏は、口座の閉鎖を認めた上で、閉鎖措置をとった銀行バンコロンビア、BBVA、ダヴィヴィエンダの3行挙げています。
現地の業界メディアであるクリプト247は、今回の銀行の決定についてコロンビア金融監督官からの内部文書と関連付けています。
内部文書は銀行が仮想通貨プラットフォームと連携するのは公認されていない事を再確認する内容です。
ベルトラン氏は内部文書を勧告という解釈としてとらえており、銀行には従う義務が無い事を語っています。
BUDAの口座を閉鎖した日と同日、コロンビア上院議会は仮想通貨とブロックチェーンの可能性について議論する討論会を開催し、討論の中でコロンビア国民の生活を変える可能性があるものである事を認めています。
今回は口座の閉鎖により表面化した問題ですが、3月時点で既にBUDAは法的問題に直面していて、他の仮想通貨プラットフォームと共にBUDAの口座を閉鎖しており、BUDAも対抗措置として訴訟を提起しています。
翌月にはチリの独占禁止裁判所はBUDA側を支持し、チリの大手銀行に対し、BUDAの口座の再開を命じる判決をくだしています。
コメントはまだありません