アメリカの人気仮想通貨取引所「コインベース」が急成長を遂げた結果、仮想通貨がこれまで脱却しようとしてきた金融機関と似通ってきたという声が挙がってます。
コインベースはこれまでBitcoin,Bitcoin Cash,Ethereum,Ethereum Classic,Litecoinの5種類の通貨を扱ってきましたが、新しくCardano,Basic Attention Token,Stellar Lumens,Zcash,0Xといった5つの通貨の上場を検討中である事が明らかにしました。
大きなニュースはこれだけでなく、証券ブローカー・ディーラー業務を手掛ける3社の買収についてSECの承認を得た事をブルームバーグが報道しています。
コインベースに上場する、もしくは上場する噂が流れるだけで該当の通貨の価値が上がる事がしばしばあり、記憶に新しいところでStellar Lumens上場の噂が流れただけで価格が30%以上急騰する事態を引き起こす等、影響力は絶大です
その一方で取引のプロセスに画一化されたルールは、無きに等しい程少なく、取引所で扱われるべき通貨の選別すら始まるかどうかといった段階です。
これはSECの件でもわかる通り、どの通貨が証券で、また証券ではないかといった事であり、SECを傘下に置くアメリカだけでなく世界中の国々の規制当局は明確な線引きが出来ていません。
現在コインベースはカスタマーサービスがコインベースに追いついていない程の急拡大遂げていると話が出ています。
その結果として海外では「仮想通貨のグーグル」と呼ぶ人もいますが、仮にそうだとした場合、仮想通貨が掲げた中央集権からの脱却とは真逆の方向に進む事でもあり、結果として従来の金融組織と似た何かが誕生するだけとも言えるのではないでしょうか?
コメントはまだありません