中国の大手シェアサイクル企業であるOfo(小黄車)が、ブロックチェーン技術を利用した「都市型シェアサイクル管理問題」に取り組む為の研究所を設立しました。
この研究所は、ブロックチェーン技術を利用してビッグデータとIoTによる円滑な利用促進を狙ったものです。
このプロジェクトは、中国に山積している路上放置自転車問題を解決する為のもので、2017年、規制当局はシェアサイクツ利用者がルールに乗っ取った駐輪をする為のガイドラインを発行したものの罰則規定がありませんでした。
地方自治体はシェアサイクル企業に対して、自転車の追加を禁止する措置を課しており、2017年8月には上海市では更なる自転車の追加を禁止しています。
そういった動きの中で、各シェアサイクツ企業もいくつかの問題に頭を抱えている様で、一つは費用負担の問題です。
市当局に応酬されたシェアサイクルの回収を費用負担から逃れるために避け続けており、自転車一台を回収するのに必要な人件費が9.6人民元だとしています。
もう一つの問題は、未使用サイクルの投棄で、中国の多くの年では街角で数千にも及ぶシェアサイクルが見られるようになり、廃棄物となった自転車の山は世界中で報道される事態にまでなっており、投棄されたシェアサイクルの中には意図的に破損させられているケースも少なくありません。
Ofoの研究所によるブロックチェーンの導入で今後この問題がどこまで解消されるのか、中国という大きな市場におけるモデルケースになりそうです。
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