BTCとBCHに対応したウォレットを提供しているBitcoin.comがビットコイン(BTC)の代わりにビットコイン・キャッシュ(BCH)を購入するように騙しているとして、ビットコインユーザー達が原告として訴訟する為の寄付金を募る為のウェブサイトを立ち上げました。
原告が問題視しているのはBTCとBCHのロゴを同じ色で表示し、ビットコインを「ビットコイン・コア」というクライアントソフトウェア名で呼称する等、ビットコインではなく意図的にビットコインキャッシュへ誘導し、ユーザーを欺いているというのが主な主張で、詐欺行為同然であると示唆しています。
Bitcoin.comがインターフェースを変更した事でBTCとBCHの区別が分かりにくくなったというクレームを招いていますが、昨年BitcoinからハードフォークしたBitcoin Cashは徐々にではあるものの、認知度についてはビットコインに迫ってきています。
元々BTCとBCHのコミュニティは罵り合いが常態化こそしていましたが、、今年の始めにはアメリカ国立標準技術研究所は、ビットコイン・キャッシュを「オリジナルビットコイン」とし、ビットコインを「ハードフォク」と誤った主張を記載した公式研究文書を発表し、火に油を注ぐ形になっています。
今回のBitcoin.comの対応が何を目的としたものなのかは分からないものの、CEOであるロジャー・バー氏はビットコイン最初期の投資家であり、ビットコインの普及に尽力一人でもありますが、「ビットコインキャッシュこそが真のビットコインである」と発言する等、Bitcoin Cashを推す姿勢を隠そうとしていない為、もしかしたら意図的にやったのかもしれません。
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