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世界各国でブロックチェーン技術の試験導入を行ったり、応用を模索して盛り上がっていますが、オランダの中央銀行「オランダ銀行(DNB)」が報告書を提出し、金融市場で実用化できる段階では無い事を表明しました。
DNBは今回の報告書を提出するにあって分散型台帳技術(DLT)を3年にわたり試験を続けており、現段階の技術では100%安全で効率の良いインフラ取引を処理することは出来ないと結論付けています。
DNBは、ブロックチェーン技術に対する理解を深める為、4つのプロトタイプの開発と評価を行い、その結果としてブロックチェーン技術それ自体には有望な技術として高い評価をしつつも、現行のシステムの方がより安定かつ効率よく処理が可能と結論づけました。
この試験結果が今後どのように活かされるのかはまだ表明されていないものの、オランダにおけるブロックチェーン技術の金融市場への応用にはかなり多くの課題が誕生しそうです。
仮想通貨やブロックチェーンが銀行にどの様な影響を与えるのかに注目しているのはDNBだけではなく、イギリス財務省はイングランド銀行と金融行動監視機構で構成される仮想通貨のタスクフォースを設置する事を明らかにしています。
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