アメリカ仮想通貨取引所大手の「Bittrex(ビットトレックス)」がアメリカドル建てでの仮想通貨取引を開始した事を発表しました。
交換が可能となる仮想通貨はBTC , USDT , TUSD の三種で、ワシントン州やカリフォルニア州、ニューヨーク州とモンタナ州の法人顧客に限定して開始とし、対象エリアと顧客の拡大を予定しています。
ビットトレックスは取引可能な仮想通貨の種類が豊富な事が特徴で、6月2日時点で284種類もの仮想通貨を扱っています。
しかし、取引可能な通貨ペアも豊富である一方で、法定通貨建ての取引には対応していませんでした。
ビットトレックスには約300万人の顧客がいるという事もあり、法定通貨による取引が始まった事で更なる取引量の増加や顧客の増加が見込まれています。
大手の金融機関は、顧客確認や資金洗浄(マネーロンダリング)に関する規制の影響で、匿名性や犯罪利用へのリスクが高い仮想通貨事業者との協業には一歩引いている傾向があり、仮想通貨取引所は法定通貨建ての取引が出来ない地域も存在します。
それにも関わらず規制が厳しいアメリカで法定通貨建ての取引が実現した背景には、シグニチャー・バンクとの提携が大きかったとの事です。
ビットトレックスCEOのビル・シハラ氏が網羅的で綿密な調査を経て信頼を勝ち得たと述べており、仮想通貨が金融機関から受け入れられる第一歩となる動きだと語っています。
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