仮想通貨取引所最大手のBitfinex(ビットフィネックス)とGDAX(ジーダックス)がSegwitを取り入れた事で、ビットコインの手数料が元の水準まで下がりました。
P2SH(Pay To Script Hashの略)を利用したセグウィットアドレスへの対応については、両社とも3月上旬までに通常のビットコインアドレスから、セグウィットに互換性があるものへ移行を完了しています。
仮想通貨市場ではビットコインの取引手数料引き下げの為にSegwitへの対応を求められており、取引所が応じる流れが出来ています。
2017年8月にセグウィットが出回り始めたばかりの頃は取り合う事はほとんど無かったものの、ユーザー側の要望に対してようやく応える形になりました。
Bitfinex(ビットフィネックス)とGDAX(ジーダックス)の方針
Bitfinexのブログによると、パオロ・アルディーノCTO(最高技術責任者)は
大手の取引所としてBitfinexは改善努力を行い、市場をリードするサービスをお客様に提供します。セグウィットはユーザーに有益であることはもちろん、今後のビットコインの発展にも貢献するものです。
とし、セグウィットへの対応でトランザクションの手数料・スピード・ネットワーク容量といった問題に取り組み、手数料の2割カットやトランザクション速度を実現すると、しています。
GDAXも同様の発表をしており、こうした取り組みによりCoinbaseやBitfinexを経由するビットコインにはSegwit対応のアドレスが仕様されて、取引容量圧縮によりコストの削減と結果としてマイニング費用が抑えられている状況です。
Segwitの今後について
Segwitの普及でビットコインの手数料が軽減されました。2017年時点でトランザクションの減少もあり手数料は下がっていましたが、プロトコルの改良により更に状況がよくなっています。
例えば現在は16,000ドル相当のビットコインを20セントの手数料でやり取りできたという情報もあり、現在は手数料の低価格競争が始まっています。
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