世界で最初の仮想通貨であるビットコインは全ての仮想通貨の基となった通貨であると同時に問題点も他の通貨に比べて多い傾向があります。
その一つが「スケーラビリティ問題」と呼ばれる、簡単に言えば処理速度が遅い問題なわけですね。
このスケーラビリティの問題を解決する為に様々な取り組みが行われてきましたが、2018年現在この問題の解消に至ってはいませんでした。
今回この問題に取り組む「ビットコイン・オペレーションズ・テクノロジー・グループ」の立ち上げの発表をしました。
そもそもビットコインのスケーラビリティ問題って何?
ではスケーラビリティってなんの事?という話になりますが。
簡単に言えば、1つのブロックに収める事が出来る取引(トランザクション)情報の容量の問題の事を指します。
ビットコインでは1ブロック1MBに制限されてる事から、取引データの処理速度が決定的に後続の仮想通貨に比べて遅いという欠点があるわけですね!
遅いとどうなるかと言うと、送金詰まりという仮想通貨に送金にかかる時間が増加してしまう問題が起こ有ります!
特にビットコインは取引にかかる時間は10分に1回と決まっているので、取引量が増えてしまうと送金詰まりによる遅延が起こりやすく、スケーラビリティの問題は仮想「通貨」としての機能として見た場合致命的な欠点になってしまうわけですね!
実際、この問題を解消できるかもしれない技術が登場するだけでビットコインの価格が上昇するくらい重要な技術で、ビットコインに限らず、スケーラビリティ問題をクリアしただけのアルトコインですら簡単に時価総額を上げるくらい重要な技術というわけですね!
ビットコイン・オプテックとは?
ペイパルのウェンサス・カサーレス取締役や、仮想通貨研究開発団体であるチェーンコード ラブズと言った業界で力のあるプレイヤーは支援する非営利団体です。
ビットコイン・オプテックにとっての重要課題はセグウィットの利用や、取引のバッチ処理、手数料の見積もり、コインの選定等です。
ビットコインのネットワークを利用する企業から派遣されたエンジニアやオープンソース開発者と協力し、エンジニアの為のショップ、オンラインファームの主催、更にニュースレターを作成等、スケーラビリティの問題に対し絵真正面から取り組もうとしています。
解決案の一つ「ライトニングネットワーク」とは?
これまで仮想通貨の問題はここ最近出てきたものではなく、以前からずっと指摘されていたものであり、これまでもその解決策として提示された物はいくつかありました。
その一つがライトニングネットワークと呼ばれる物です。 これはビットコインの承認作業をオフチェーンで行うという物です。
しかし、ライトニングネットワークは当初想定していた程の処理能力を持たないと言われてきた調査に対し、ライトニングネットワークはまだベータテストの段階にあるという反論を展開しています。
まだ結果が公表されていませんが、7月中旬に仮想通貨決済を手掛ける「コインゲート」が業者100名に向けたパイロットプログラムを立ち上げて、ビットコイン・ライトニングネットワークの取引試験を実施しており、こちらの結果の公表が待ち遠しいですね!
用語:オフチェーンとは?
オフチェーンとは、ブロックチェーンの外(off)で行う事を指します。 本来であればブロックチェーンから外れた取引は何の意味も証明も出来ませんが、オフチェーンとブロックチェーンを繋げる事で取引の証明が可能になります。
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