Bitcoin(ビットコイン/BTC)の価格が8540ドルと、3週間ぶりの安値となりました。
今回の下落の背景には韓国の仮想通貨取引所「Upbit」への家宅捜索と、マウントゴックス(MtGox)による売却があると見られています。
仮想通貨の相場はBTC/USDが大幅に下落したほか、主要アルトコインも全体的に18%以上は下落しており、トレーダーがUpbitが韓国金融委員会(FSC)と検察当局による操作を受けているというニュースに影響を与えている事は間違いなさそうです。
韓国メディアによれば、Upbitがバランスシートに関する誤った情報をユーザーに提供した事で「顧客を騙していた」としています。
また、今回Mt Goxの破産管財人が8000BTCを2000BTCずつ4回に分けて売却したと予想されています。
以前よりMt Goxが保有しているBitcoinがいつ売却されるかは注目されていましたが、昨年11月より大きな下落にはMt Goxの影響があるとされています。
これらが重なった事でBitcoin(ビットコイン)の価格は約8.5%下落して4月20日以来の安値となりました。
各SNSやコミュニティでは価格の下落に関して過剰反応だという声もありますが、韓国の取引所は最近、コインマーケットキャップのプライストラッカーに復帰している事もあり、Upbitの行き先がある程度韓国の仮想通貨取引所にとっては重要なケーススタディになる事は明らかであり、家宅捜査の結果が待たれます。
尚、今回の件より前から5月14~16日に開催されるConsensusの影響でまた大きく値を上げる可能性が指摘されていますが、今回下落した事でどれだけ値を戻せるかが注目されます。
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