世界最大級の仮想通貨取引所の一つであるBinance(バイナンス)が10億ドルを投じてファンドを設立し、仮想通貨やブロックチェーンスタートアップを支援する。と香港のメディアである「China Money Network」が報道しました。
Binanceは自社が発行するBNBトークンを利用して、スタートアップやブロックチェーンファンドに投資するとの事です。
Binanceの起業に関する事業を担当する「Binance Labs」がファンドの資金の配分を担当し、ICOを行う前のスタートアップを投資対象とする方針で、Binance Labsのトップを務めるElla Zhang氏は最初に出資の対象とする企業を、ブロックチェーンを利用したライドシェアアプリを提供するDidiだと表明しています。
Binanceは現在、最大で20のベンチャーファンドにも投資する計画があり、ファンドの選定はまだ済んでおらず、投資の基準として最低でも運用額が1億ドル以上という規定を設けるとしています。
Binanceは2017年に設立した仮想通貨取引所ですが、わずか一年で世界トップレベルの取引所に成長し、Binanceに上場する事で通貨の相場が上がる程、大きな影響力を持った取引所です。
現在の仮想通貨やブロックチェーンの盛り上がりから誕生した仮想通貨専門の投資ファンドの一つとして参入し、今後は更に勢いを増していくことが予想されます。
Binance Labsでは既にMobileCoin , OasisLabs , CertiK , Republic Protocolの4社に投資済みであり、「Why Blockchain」「Why you」「Why Binance」の三つの基準を設けているとの事です。
基準を満たす条件については明かされていないものの、投資条件はかなり厳しく、中途半端な案件では通らない事が予想されます。
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