Appstoreの改訂内容に、アプリ内での仮想通貨のマイニングを禁止する項目が追加された事が話題になっています。
2018年6月12日現在、この改訂内容の日本語版は出てはいませんが、英語版のガイドラインには次の様に書かれています。
Apps may not mine for cryptocurrencies unless the processing is performed off device (e.g. cloud-based mining).
訳:アプリで暗号通貨の採掘を行なうことはできません。ただし、デバイスの外で行なわれるもの(クラウドベースのマイニングなど)は除きます。
今回は唐突に禁止事項に追加されましたが、実は2018年3月に仮想通貨のマイニングを勝手に行うカレンダーアプリがAppstoreでリリースされて問題になりました。
元々はアプリの有料機能を無料にする代わりに端末の計算能力をマイニングの為に貸し出すという物だったのですが、マイニングをオフにしても止まらないバグがありました。
きっかけはここになるとは思われますが、その後世界中で不正なマイニングを実行させるケースが相次いで発生した為、禁止措置に踏み切ったと推測できます。
同様の措置は、Google Chromeのウェブストアでマイニングを行う拡張機能の一律禁止措置を採っています。
twitterの反応
アプリではないですが、先日世間を騒がせた漫画村の件もありますし、これはぜひ進めてほしいです。
“米Apple社:iPhoneやiPadでの仮想通貨マイニングを全面禁止へ” https://t.co/bp9Z5Xnn2O
— 仮想通貨ブログ – COINハックツ (@coin_hack2) 2018年6月12日
おぉ、Appleさん行動が早い。
そりゃ、ベンダー側としては、Appleの製品のバッテリーを強化してアプリも最適化して少しでも連続稼働時間を延ばそうとしているのに、負荷があがること前提のマイニングとか許容できないよねぇ。— hevo2 and 🐢 (@hevohevo) 2018年6月12日
やはり、勝手にマイニングに利用される事は面白くないですし、そういった事からもアップルの対応に賛成するユーザーが多いですね。
普通にマイニングをやろうとしても電気代が嵩みますし、一般人にはメリットがないのを、不正行為で利益を得ようとしているのだから当然と言えば当然です。
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