世界大手ECサービスを展開しているアリババグループが仮想通貨関連の資金調達に成功しました。
資金調達を行ったのはアリババの傘下で、決済サービス「アリペイ」を手掛けているアント・フィナンシャルで、資金調達の目的はブロックチェーンやAI技術との事です。
資金調達は2018年の5月から行っていたもので、100億ドルを目標としていましたが、140億ドルに引き上げられ、調達を終える事になりました。
現在のところ、ブロックチェーンやAI事業に絡むという点のみが明らかになっており、具体的な内容については未発表となっています。
ただし、アント・フィナンシャルはアリババと共同でブロックチェーンをベースにしたプラットフォームの構築に動いているほか、食品偽装を防ぐ為のプラットフォームの構築も行う等、精力的に活動しており、新しい事業についても注目が集まっています。
今回の資金調達には、シンガポールの政府系ファンドでもあるテマセク・ホールディングスやカナダの年金投資委員会等が参加しています。
今回、巨額の資金調達に成功した裏には、アリペイがカバーしているシェアの多さがあります。
アリペイは数百兆にも及ぶ中国モバイルペイメント市場で一社で50%以上のシェアを確保し、アジアでも着実にシェアを拡大している程勢いがあります。
今後更にシェアを拡大するという予測の下、圧倒的な影響力から巨額の資金調達に成功した事が伺えます。
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