これまで不正マイニングと言えば、スマートフォンやパソコンといった端末がメインでしたが、IoTの浸透に伴いテレビでさえもハッカーの標的になってしまう時代になっています。
不正マイニングを引き起こすマルウェアの被害も日を追う毎に増えており、今年は報告を受けただけでも2017年の4000倍にも上ります。
既にIoTが家庭に浸透している今、ハッカーは従来の端末以外にも標的を増やしています。
例えばiPhoneやiPadといった端末が標的になった事は記憶に新しく、Appleはマイニングを引き起こすアプリの一切を禁止にしました。
そして今度はAmazon Fireを狙った不正ソフトである「ADB.Miner」が新たに見つかり、アンドロイドのプラットフォームをターゲットにしています。
感染したテレビはウイルスによって処理速度が遅くなり、最終的には一切動かなくなります。
このウイルスは「com.google.time.timer.」という名称のテストアプリとしてインストールされています。
しかし、大きな被害をもたらす一方で感染したウイルスの除去は簡単です。
一番簡単なのは端末のリセットをする事保存したデータが消える事は痛手ではありますが、それにより端末を復活出来ると考えればメリットの方が大きいです。
更にAmazon、app storeからTotal Commanderを起動するという方法もあります。
実際のところ様々な遊びをする人であれば不正なマイニングを完全に防ぐ事は難しいかもしれません。
今後IoT向けの端末を標的とした不正マイニングの被害は、IoTの普及により増加はするものの、逆に完全に防ぐ事自体は難しくなるでしょう。
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