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著名人や実業家の中でもその価値に対する評価が真っ二つに割れる仮想通貨ですが、アメリカクレジットカード大手であるマスターカードのアジェイ・バンガCEOが「価値が無くジャンク」と述べました。
この発言はインド領事館で行われた「新たなインドに関する講演」の中で語ったもので、バンガ氏は「政府が発行した物ではない仮想通貨」は価格の変動が激しいとし、「法定」ではない全ての仮想通貨を批判しています。
バンガ氏が仮想通貨をジャンクと評価するのは、2017年10月にもジャンクとし事に続き2回目で、価値の交換手段としての信頼性に、疑問を呈しました。
懸念材料は匿名性と裏取引への悪用
バンガ氏が懸念しているのは、仮想通貨の匿名性です。
2016年に行われたアメリカ大統領選で、仮想通貨を利用して介入したとして12人のロシアの諜報員が基礎されましたが、介入が出来たのは仮想通貨に匿名性があったからとし、批判をしています。
更に、いわゆるダークウェブの市場で、不法取引の取引の95%が仮想通貨によって支払われているという点にも着目しています。
バンガ氏は仮想通貨に対して否定的な立場で見ていますが、基幹技術であるブロックチェーンに対しては他の実業家同様興味を持っていて、ブロックチェーン技術を決済に応用する為の特許いくつも申請しています。
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