仮想通貨Nanoの投資家がアメリカのニューヨーク東地区連邦地方裁判所に集団訴訟を起こしました。
訴えによるとナノのコア開発チームは未登録有価金融商品販売により証券取引法に違反し、仮想通貨取引所「ビットグレイル」の信頼を故意に偽っていたとしています。
ビットグレイルは2月に1700万ナノが不正流出しており、原告であるアレックス・ブロラ氏は
1:流出したナノを救済の為にハードフォーク
2:新しい通貨を作り、被害者集団対する補償に充てる事
の2点を要求しています。
ビットグレイルは今年2月9日にハッキングによって1700万ナノが不正流出したと発表し、ナノ開発者であり、ビットグレイルの運営者であるフランチェスコ・フィラノ氏が損失を隠すために台帳の修正を求めていたという事に対する事実確認をめぐって、開発チームとフィラノ氏の対立が起こっています。
今回の訴訟に関してはナノ投資家であるアレックス・ブロラ氏が原告となっていますが、訴状によると原告団は数百人規模になっており、場合によっては数千人にもなると予測されていて、シルバー・ミラー弁護士事務所は被害者を探しています。
同法律事務所は仮想通貨交換所・仮想通貨事業者コインベース、クラーケン、ビットコネクト、クリプトゥシー及びイニシャル・コイン・オファリング (ICO)プロモーターのモンキーキャピタル、ギガワット、テゾスに対する集団訴訟を手掛けていて、文字通りプロフェッショナルと思われ、今後の展開が気になります。
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