暗号通貨も種類が増えており、あらゆる資産がトークン化されてブロックチェーンを利用したオンライン上の取引で全てが完結する「トークンエコノミー」が割と現実味を帯びる世の中になりました。
0xプロトコルは、多様なトークンを交換するプラットフォームを構築し、「トークンエコノミー」に於けるインフラストラクチャーを目指すプロジェクトです。
0xプロトコルとは?
既にEthereumが誕生してから2年が経ち、500を超える分散型アプリケーションの開発が進められていますが、DApps毎に用いられるトークンは直接の交換が不可能で、ユーザーによって異なるDAppsを超えての移動を妨げる要因になっています。
0xは、トークン交換アプリケーションの構築プラットフォームとして、トークン間の交換を促す事でネットワーク効果を生み出す事を期待しています。
スマートコントラクトを利用して異なるトークンの交換を可能にするEthereumベースのプロジェクトでもあり、従来はの暗号通貨取引所の大部分は中央集権型であり、カウンターパーティリスクが避けられない状況でしたが、0xではオフチェーンチャンネルを活用しながら、自律分散的なトークン交換を実現します。
開発者がトークン交換アプリケーションを構築するプラットフォームとして利用するので、エンドユーザーにとってユーザー向けアプリケーションが構築されるインフラとしての立ち位置です。
開始時はERC20Ethereumトークン」・「MakerDaoトークン」・「Melonトークン」・「0xプロトコルトークン」・「Augurトークン」「Digix DAOトークン」および「Golem Networkトークン」が交換可能トークンになる予定です。
0xの今後はどうなる?
仮想通貨はビットコインから始まり今に至るまで、驚く程多彩な仮想通貨やアプリケーションが開発されていますが、大部分はエンドユーザーを対象に想定されていますが、将来ブロックチェーンを活用したプロダクトが浸透していくにつれて、プラットフォーム・仮想通貨にもインフラ整備が必須となってきます。
現在のAIやIoTの発達にブロックチェーンが組み合わさる事で、スマートコントラクトを通して様々な売買契約やレンタル契約、保険や登記等も自動化されてくる時代が来るでしょう。
独自トークンが発行されたり様々な資産がトークン化されるクークンエコノミーでは、インフラとして0xプロトコルが果たすであろう役割には注目されています。
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