銀行は旧来型の商業銀行モデルから21世紀型のデジタルを導入した金融サービスへの転換を迫られています。ここ数年聞く「フィンテック」が見過ごせないところまで来ており、変革が求められているからです。
日本では現金決済が中心となっていますが、スウェーデンでは現金決済率が2%まで下がる等、世界的にキャッシュレス化は進んでおり、キリスト教会の寄付は現金からデジタルの寄付に切り替えたところ、寄付金額が跳ね上がったといいます。
現金決済を前提にし、高額取引は窓口で行う事が基本となっている日本の銀行システムはセキュリティは高く、安定感は高いものの迅速な取引にはむいておらず、ここ数年で一気に訪れた変革の波に対する適応が出来ておらず、時代遅れとなっています。
ただ、日本も何も行動を起こしていないわけではなく、三菱UFJフィナンシャル・グループが「MUFGコイン」の開発を進めており、みずほフィナンシャルグループもゆうちょや地銀と連携して「Jコイン」の開発を目指し、現在は実用化出来るところまで進んでいる為、2018年内に実用化されるのではないかと言われています。
本来、こういった仮想通貨の様なシステムは日本をはじめとした先進国にこそ、人的コストの削減や強盗等の防止と言ったメリットを享受しやすい技術でもあります。
銀行では将来的な人員削減の動きもありますが、機械に出来る事は機械に任せて行く事でリソース管理がしやすくなる事が予想出来るので、仮想通貨は一度実用化されたら普及は一気に進むと思われます。
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