2017年を仮想通貨元年と呼び、大いに盛り上がった事は記憶に新しいですが、年が明けると過熱した人気はなりを潜めて仮想通貨全般の相場下落、各国の規制や取引所からの仮想通貨流出等どうにも良い方向に盛り上がっているとは言えない状況になっています。
しかし、その一方で仮想通貨ではなく仮想通貨の基幹技術であるブロックチェーンが投資家の関心を集めているのが現在の状況です。
仮想通貨といえばビットコイン、という程の知名度を誇るビットコインが未だにETFの認可が降りない中、
ブロックチェーンETFが上場され、資金を集めています。
仮想通貨よりもブロックチェーンに注目が集まるのは何故?
先ほども書いた通り、ブロックチェーンとは仮想通貨の基幹技術であり、分散型ネットワークの事を指しますが、仮想通貨以外の分野にも応用が可能という事で注目されてきました。
というのも、ブロックチェーンがこれまでのインフラ技術に取って代わる事で支払の迅速化や業務の低コスト化が可能になると考えられたからです。
仮想通貨がまだどうなるのか分からない状況である中で、ブロックチェーンはそれ自体が社会インフラの改善・低コスト化を実現する可能性が高いという、仮想通貨よりも確実性のある投資先として認知されているというわけですね。
4つのブロックチェーンETF
今年に入って既に4件のブロックチェーンが上場しています。
メモ
- 1月17日:リアリティ・シェアーズ・ナスダック・ネクスジェン・エコノミーETF(BLCN)
- 1月17日:アンプリファイ・トランスフォーメーショナル・データ・シェアリングETF(BLOK)
- 1月24日・ファースト・トラスト・インデックス・イノベーティブ・トランザクション・アンド・プロセスETF(LEGR)
- 1月30日:イノベーション・シェアーズ・ネクストジェネ・プロトコルETF(KOIN)
昨年飛ぶ鳥を落とす勢いだった仮想通貨に成り代わって今年はブロックチェーン元年とか呼ばれたりするのでしょうか?
ブロックチェーンという名称はあくまでも仮想通貨の台頭により認知が広がった単語でもあるため、ビットコインETCが降りない中で今のうちに仮想通貨で盛り上がっている技術に対する先行者利益を取ろうとする魂胆も少なからずあるのかもしれません。
なぜか? それはブロックチェーンを利用したプロジェクトは人気である反面中断する事も多く、様々なプロジェクトが立ち上がってはコストや準備不足の問題で撤退をしているからです。
ただ、ブロックチェーン自体は非常に優秀な技術なので、これから社会への導入が進むと面白い事であるには変わらないので、今後の展開に注目です。
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