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中国の習近平主席が中国科学院と工程院の大会での講演で、「ブロックチェーン」について述べました。
習主席は科学技術の重要性について「科学技術が今日のように深く国家の命運や国民生活に影響を与えることはなかった」と述べた上で、人工知能や量子コンピューター、モバイル通信やIoTに並べて「ブロックチェーン技術」という新しい情報技術により加速度的に応用され、その過程で融合を果たすと述べました。
習主席が「ブロックチェーン技術」について言及する事はあまりありませんが、中国政府が展開する2016年から2020年にかけての「第13次5か年計画」においては、ブロックチェーン技術が基礎研究を強化すべき重要な技術の一つと認定しています。
それを証明するかのように、杭州ではブロックチェーン技術の工業団地を展開し、条件を満たす技術者やベンチャーに手厚い待遇を設ける等、他国に比べて格段の力の入れようである事が分かると同時に、中国の中央銀行である「人民銀行」はブロックチェーン関連の特許を多く保有していると言われています。
中国は2017年の9月以降は仮想通貨と法定通貨間の取引やICOや取引所の運営に対して禁止措置をとる等厳しい姿勢で臨んでいますが、ブロックチェーン技術に関しては寛容であり、積極的な姿勢を見せており、研究を着実に進めて行く方針との事です。
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