中国でマイニングが禁止になってから様々な業者が次のマイニング候補地を探しており、大部分はノルウェーやフィンランドにマイニングプールを移していると聞きます。
そんな中、仮想通貨マイニングを手掛けるビットバザ社がロシア最大のマイニング場をシベリアのクラスノヤルスク地方に展開すると明らかにしました。 ロシアはブロックチェーン技術に寛容で、仮想通貨にも比較的積極的な姿勢を見せていますが、ロシアの気候を考えるとある意味ロシアってマイニングに関してはとても強い国という事ですね。
今月、ロシアでは数百万キロワットもの電力を無断使用した仮想通貨マイニングを行ったとして男性二人が逮捕されており、その周辺では変電所に接続した6000台のマイニング機器が発見されています。
シベリアをマイニング場にした理由として、エネルギーとコストから、との事で、ビットバザ社のザコモルキン氏は次の様に述べています。
ロシア最大の広さを誇るマイニング場となるだろう。最終的には、マイニングよりも、流動的な商品を作る計画で、それがこのプロジェクトを戦略的なものにしている。クラスノヤルスクは電力に余剰がある。工業団地ジブニーでは、単一電力系統につながる3つの母線が自由に使える
ただ寒い地域にマイニング場を作るだけでなく、マイニングによって発生した熱を熱発電に変換して住宅用暖房に活用するという事で、マイニングの為の電力は最初は10メガワット消費から始めて、120メガワットまで増やす予定とし、プロジェクトの為に専門知識のある人材を呼び込む等、プロジェクトに関してはかなり力を入れています。
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