2017年内にどこまで伸びるのかが注目されているビットコインですが、年内に100万に到達すると言われていますね。
今年の頭の時点で10万を超えた辺りだったので、もし100万にとどけば一気に10倍の価値になったという事でなんだか現実味の無い話ですが、ビットコインが初めて法定通貨と取引をした時は0.0001ドル、つまり1円にも満たなかったみたいなので、現在の状況を考えるならそれでも十分過ぎる伸びだと思ってしまいます。
今回はそんなビットコインの歴史についてお話しします。
ビットコインの歴史
ビットコインが世に名前が出たのは、アメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻した同じ年、というより2008年9月15日に破綻した翌月2008年10月31日に「Satoshi Nakamoto」と名乗る人物がビットコインに関する論文を暗号通貨の技術的な議論を行うメーリングリストに提示した事が発端になります。
ナカモトサトシが発表したビットコインの論文では、ドルや円といった中心に管理する機関がいる通貨とは全く別の新しい形の仮想通貨が提唱されています。
提出された論文はこちら → https://bitcoin.org/bitcoin.pdf
論文は9ページと長いわけではないのですが、1ページ目にはナカモトサトシのメールアドレスが記載されています。
この論文に共感した技術者たちが設計書を元に開発を始め2009年1月9日と、わずか2カ月と少しでビットコインver0.1が誕生し、1月12日SatoshiNakamotoから開発者であるHal Finneyへ世界で初めて送信され、その後2010年5月22日に、Laszlo Hanyeczというフロリダ在住のプログラマーが2枚のピザと10,000BTCを交換をしたのが世界初のビットコイン取引だと言われているのが定説となっています。
日本では全く聞きませんが、5月22日を「ビットコインピザの日(Bitcoin Pizza Day)」と呼ばれています。
ビットコイン最大の謎
ビットコインの論文が発表されて8年になりますが、これまでSatoshi Nakamotoの正体は判明していません。
Satoshi Nakamotoと名乗る人間こそいるものの証明される事はなく、そもそも日本名ではあるけど日本人なのか、男性の名前ではあるけど本当に男性なのかすら全く分かっておらず、Satoshi Nakamotoの正体は仮想通貨の世界では最大の謎となっています。
現状、ナカモトサトシである事の証明手段は
1:ナカモトサトシのアドレスは誰でも知る事が可能なので、そのアドレスからBitcoinを送金
2:ナカモトサトシのメーリングリストからBitcoinコミュニティにメールを送信
このいずれかをする事で本人である事が証明できますが、これまでSatoshi Nakamotoと名乗り出た人間がこれを実行した事はないので、本人かどうかは証明されていないと言えます。
ビットコインの今後はどうなる?
ビットコインはドルや円といった法定通貨とは違い、送金に最短で30分ほどかかり、銀行を利用した通常の送金手段に比べてとても早い送金が可能となっています。
現在は投機的な意味合いが強いというのはありますが、今後は利用できる店舗の拡大やシステムのアップデートによってさらに通貨としての利用価値の上昇が見込まれます。
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