コインチェックの報道で不安が広がっています。コインチェックのネムが外部からハッキングの攻撃を受けて、約620億円もの大金が引き出されてしまった訳ですし、「ネムを買っていた人はどうなるの?」「ネム以外の暗号通貨は大丈夫なの?」こういった不安を抱えるのは当然と言えば当然の話です。
今現在、コインチェックではビットコイン以外は売買を一時停止中で、ネムを売買していた人には現金で全額返金予定とのことです。
コインチェックによれば、ネム以外には盗難などの問題は確認されていないという事で、ネム以外は大丈夫ではあるけど諸手をあげて喜べると言えばそういうわけでもありません。
コインチェックの場合はNEMを常時オンライン環境で保管していたホットウォレットが原因だったという事もあり、言ってみればセキュリティに力を入れていなかったというわけです。
国内だとZaifではコールドウォレット保管のマルチシグ対応してるので私はNEMをZaifで保有しています。
コインチェック 返金はいつ?
コインチェックは保有者26万人分460億円分の返金を正式に発表しており、対応はものすごく早かったと言えますので、一安心ではあります。
「じゃあ、いつ返金してくれるのかな?」ってことが気がかりだと思いますが、コインチェックによれば、保障時期や手続きの方法に関してはまだ今は検討中とのことです。 返金対応は見切り発車ではない事を祈ります。
行政処分で2/13(火)までに今回の事件に関する書面報告を命じられています。
それも予定より伸びる可能性もあるし返金対応がいつなるのか少し長い目で見た方がいいと思います。多分1週間2週間で済む話ではないと予想できますので。
コインチェック 円で返金は強制利確?
ネムの保有者全員に日本円でコインチェックウォレットに返金と発表されたので、とりあえずお金は返って来るという事ですね。
では、いくら返ってくるのかな?という話になりますが、これに関してはコインチェックが正式に発表しています。
返金額の計算式
88.549円×ネム保有数の計算
ただ、不安視されてるのは円で返金なので、やってる事は実質「強制利確」という形である事です。
人によっては投資した金額より少ない金額で戻ってくる形になっちゃう場合もあると言えます。それでも返ってこないよりは全然良いとは思いますが、万々歳な人から損をした人までいると思います。
投資家側からすれば円ではなく、ネムでの返還が理想ですし、今後そういう声も上ってくる事はほぼ確実と言えます。
勿論、何かが切欠でネムでの返還という事も可能性もゼロではないだろうから、それも含めて待ってみる必要があります。
コインチェック 返金に対する税金は?
上でも書いたとおり、今のところは、ネムではなく、円で返金という風になっています。では、次に気になるのはその返金されたお金に税金はかかるのだろうか?という点になりますが、正式発表はまだないので現時点では推測になってしまいますが、この返却されるお金は弁償金であり所得税法上は非課税になると思った、のですが不正送金の補償金も課税との事で強制利確された上に税金がかかるという結末になりそうな気配がします。
去年の税金支払い分をNEMに投資していて補償金返還が間に合わない場合は国税庁からの救済措置はないみたいです。
よくあるのが仮想通貨で勝ったお金で税金分を差し引かずに車や、家を買った場合しわ寄せは翌年に来るという事です。
相談自体は無料という事も多い事と、申告書も作成してもらえるから面倒な手間は省けるので利益があった人は一応近所の弁護士さんに相談してみるのも良いです。
コインチェックの業務再開はいつ?
コインチェックは対応も信じられないぐらい早かった事で信頼回復と事業継続の意思が伝わったと思います。
返金対応に関しては万人が納得いく解決策はまず無理なので誰かが妥協せざるを得ない事になりますが、現状は結果を待つだけです。
金融庁も業務改善命令をすでに出しているので、業務再開の方向で動いていると判断して良いと思いますが、実際業務再開がいつかとなると、かなりの時間が必要かなと思います。
そもそも未だに認可もされていないので。
上でも書きましたが、金融庁からの命令でコインチェックはセキュリティや顧客保護をちゃんとするという報告書を出さなくてはいけません。その報告書の提出期限が2月13日です。
だから、しばらくはかかります。その「しばらく」がどれくらいなのかは見当はつきませんが。
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