現在の仮想通貨市場は投機目的の人が大多数を占めている状態です。

これは高いボラリティからわずかな時間で原資を大きく増やせる可能性があるからで、仮想通貨本来の用途である決済としての用途からは大きく外れています。

投機という点ではICOでも同様であり、ICOプロジェクトに投資する人は「プロジェクトの将来性」ではなく、あくまでもICO参加による金銭的な利益を目的としています。

イギリス人は300万人が仮想通貨に投資！

そんな仮想通貨への投資ですが、イギリスでは300万人もの人々が仮想通貨に投資をしていますが、その中で投資に関する助言をプロから受けていたのはわずか5%、約15万人という結果となりました。

しかも、250万人は仮想通貨に関して知識も無くただ投資しているだけという事も発覚しました。

これらの調査を行ったのはIWキャピタル・ブリティッシュプレスで、IWキャピタルは報告書の中でイギリス人は仮想通貨に関する知識を持っていないと指摘し、同社CEOのルーク・デイビスCEOは次の様に述べています。

正しい金融アドバイスや事実と教育なしで投資がなされていることは、懸念に値する

つまり、一過性の「稼げる」というブームに乗っかった投資であり、知識を持たない事をリスクと感じていないという事に対して警告している形です。

日本でも2017年末から年明けにかけていわゆる「出川組」という人たちが仮想通貨を高値掴みした事で参入者全員が大損したという出来事がありましたが、ブームに乗っかる事で低リスクで利益を得る事が出来ると考えるのは日本人も英国人も同じという事ですね。